医薬品のビオフェルミンは「便秘に効く」と言い放ってます!

便秘といえば真っ先にうかぶのがビオフェルミンという人は結構多い気がしますね。最近では蒼井優さんの広告で新ビオフェルミンS錠の広告が流れてますね。

 

ビオフェルミンは乳酸菌サプリメントと違って「整腸剤」という医薬品なので、効果があると明確にいいきっています。乳酸菌サプリメントは「食品」なので、ビオフェルミンが効果にあげている「便秘」について、「乳酸菌サプリメントは便秘に効きます」とはいえないのです。

 

ビオフェルミンと乳酸菌サプリメントを比べていきましょう。

 

1.効果

 

ビオフェルミンの効果は以下となっています。

 

整腸(便通を整える)、柔便、便秘、胃部棒膨満感

 

ようは、下痢や便秘、食べすぎにも効く、ということです。さすが薬ですね。

 

対する乳酸菌サプリメントの効果は・・・

 

いずれの商品にも効果や効能については全く記載がありません!というか、上でもいいましたが、食品である乳酸菌サプリは効果を訴えることができないのです。なので、乳酸菌サプリのパッケージやサイトをみても書かれているのは、

 

・乳酸菌の含有量、ビフィズス菌の含有量
・「腸内環境を改善したい方に」「健康が気になる方に」
・乳酸菌が腸まで生きたまま届く

 

ということにとどまっています。ビオフェルミンは整腸剤であり効果もうたわてれているので、よりシリアスな便秘に悩んでいる人、突発的な下痢に悩む人が服用しているケースが多いようですね。私はどうしても「下剤」的な薬は怖いので飲んだことがないのですが、うちの旦那様は、下痢になるとすぐに新ビオフェルミンS錠を飲んでいます。旦那いわく「すぐに下痢が収まる」そうです♪

 

2.ビフィズス菌の含有量

 

一日当りの服用量で比べてみます。

 

新ビオフェルミンS錠に含まれている乳酸菌の量: 

 

9錠/一日

 

コンク・ビフィズス菌   18mg (主に大腸にすみつき、乳酸と酢酸を作り、整効果を高める)
コンク・フェーカリス菌  18mg (主に小腸にすみつき、すばやく増えて乱れた腸内細菌を整える)
コンク・アシドフェルス菌 18mg (主に小腸にすみつき、乳酸を多くつくり、有害菌を抑える)

 

ビオフェルミンに含まれる乳酸菌の数はパッケージやサイトに記載がなかったので、現在、発売元のビオフェルミン製薬に確認中です。

 

対する乳酸菌サプリメントに含まれている乳酸菌の量:

 

商品により幅がありますが、だいたい10億個〜1兆個ぐらいの感じです。

 

とこうなると、乳酸菌って多い方が効果があるの?という疑問が浮かびますが、結局、いろいろ調べても「よくわからない」んですよね。まあ、人間の体の中には1000兆個というもはやよくわからない数量の乳酸菌が存在しているようなので、外部から取り入れる乳酸菌も多ければ多いほどよい気がします。

 

3.特徴・強み

 

ビオフェルミンと乳酸菌サプリの特徴や強みを比べていきます。

 

ビオフェルミンの特徴:

 

1.ヒト由来の乳酸菌を配合しているので腸内への定着がよく整腸効果が高い

 

2.3種類の乳酸菌が小腸から大腸まで広く届いて効く

 

3.赤ちゃんからお年寄りまで幅広い年代の方が服用可能

 

ということです。

 

ビオフェルミンも「乳酸菌が生きたまま腸に届く」といっていますが、その理由や技術的裏づけはあいまいです。ビオフェルミンは「食後の服用」が推奨されているので、乳酸菌を殺してしまう胃酸が食事で中和される食後をすすめているようです。ということは、逆に、ビオフェルミンに含まれる乳酸菌は胃酸に弱いともいえますよね。このあたりも発売元であるビオフェルミン製薬に取材してみます。

 

 

乳酸菌サプリの特徴

 

商品により特徴は異なりますが、主な特徴は以下になります。

 

1.乳酸菌やビフィズス菌とそれらを助ける成分が含まれている

 

2.ビフィズス菌や乳酸菌を生きたまま腸に届ける

 

商品により差はありますが、乳酸菌サプリは、「生きたまま腸に届く」ことを強調しているものが多くなっています。そのためにメーカー各社がいろいろな工夫や独自技術を競っている状況です。
ビオフェルミンの乳酸菌の多くが生きたまま腸に届くなら、ビオフェルミンもよさそうですが、そうではないのですよね。
どっちがいいのか、実際に使ってみないとなんともいえないきもしますね。

 

 

4.価格

 

最後に価格を比べてみます。

 

新ビオフェルミンS錠:  1,980円/540錠 → 一日9錠で33円

 

乳酸菌サプリ : 一日分で40円〜100円

 

価格は、ビオフェルミンの方がかなり安いです。

 

ビオフェルミンと乳酸菌サプリの比較、総合評価

 

ビオフェルミンと乳酸菌サプリの比較評価、両者の特徴を一言でいうと、こんな感じですね。

 

ビオフェルミン:
乳酸菌が腸まで生きて届くかはわからないが、医薬部外品で効果が保障されており、しかも低価格。
急に下痢になったときなどの対処として用意しておくのに良さそう。

 

乳酸菌サプリ
一日分の価格がビオフェルミンと比べて高いが、乳酸菌を生きたまま腸に届けることが可能なものがあり、腸内環境が気になる人には最適なサプリメント。

 

という感じでしょうか。

 

私は、日々の習慣として乳酸菌サプリをのんでいます。体質改善を意識して。今後は急な下痢に襲われたときなどは、うちの旦那が時々飲んでいるビオフェルミンを飲んでみようと思います。いわゆる医薬品の整腸剤や下剤は怖いですが、ビオフェルミンは医薬部外品なので、多少安心感がありました。とはいえ、薬には違いないので、毎日飲むのはちょっと気が引けますよね。なので、毎日の腸内環境には乳酸菌サプリがいいかなーと思います。