特許取得済みのシームレスカプセル
ビフィーナを販売・製造する会社ってちょっと意外なのですが、仁丹で有名な森下仁丹なんです。で仁丹といえば、小さな粒がカプセル?的なもので包まれていると思うのですが、ビフィーナにこの「つなぎ目がないカプセル」技術が活用されています。
ビフィズス菌をできるだけ生きたまま腸まで届けるとしたら、必要なのが、胃酸からビフィズス菌を守ること。つまり、胃の中で胃酸からビフィズス菌を守るなんらかのコーティング技術が必要になります。一般的なコーティング技術だと二つのカプセルを合わせたり、穴をあけたカプセルの穴の部分をあとから埋めるなどをすることになりますが、いずれにしても「つなぎ目」ができますよね。
この「つなぎ目」がある状態で胃酸に触れると、どうしても「つなぎ目」から胃酸が入ってきてしまうのです。胃酸に負けないつなぎ目にすると、今度は腸でも溶けなくなったり・・・かなり難しいみたいです。そこで森下仁丹が開発したのが、仁丹にもつかわれている「つなぎ目」がないシームレスなカプセル。つまり、つなぎ目がないようにビフィズス菌をカプセルで包み込んでしまうのです。
仁丹のカプセル技術をベースに大学の先生と共同で開発したのが、耐酸性の皮膜を2重にしたシームレスの「ハイパープロテクトカプセル」です。要は、つなぎ目のないカプセルを二重につなぐことで、生きたビフィズス菌を腸まで「届ける」ことができるようになったのです。
「乳酸菌やビフィズス菌を生きたまま腸に届けます」っていう乳酸菌サプリはいくつかありますが・・・
ビフィーナ以外にも「乳酸菌やビフィズス菌を生きたまま腸に届けます」といっている商品はありますが、そのパターンは、
1. 何らかのカプセルで保護している
2. 生きたまま腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌を使用している
のいずれかです。
「何らかのカプセルで保護している」商品
乳酸菌やビフィズス菌を何らかのカプセルで保護していますといっていても、実際に胃酸にとけずに保たれているのかはかなり疑問です。まあ、実際に服用してみて腸内環境の改善が実感がされるかどうかでチェックするしかないのですが、胃酸というのはかなり手ごわいようです。例えば、鉄のカプセルで覆えば胃酸では溶けませんが、腸でもとけなくなります。必要なのは、胃酸で溶けずに腸で溶けるカプセルなんです。森下仁丹が開発したシームレスのハイパーカプセルは二重の皮膜が胃酸にぎりぎり溶けず、腸で溶ける成分や構造となっているのです。ビフィーナのスッキリ感を支持する人が多いのは、このカプセルがポイントになっているのです。
「生きたまま腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌を使用している」って本当?
この「当社の製品は生きたまま腸まで届く乳酸菌/ビフィズス菌を使用しています」といのは、限りなく実現が難しいようです。肉をも溶かす胃酸が殺せない乳酸菌やビフィズス菌はそう多くないようです。ビオフェルミンのように食後の胃酸が薄まったタイミングで胃に入れば、場合によっては、また、乳酸菌やビフィズス菌の量が多ければ、胃酸を超えて生き延びるものがでてくるようです。
なので、「生きたまま腸まで届く乳酸菌/ビフィズス菌を使用している」というよりは、「胃酸が薄くなるタイミングで服用することで、胃酸に負けずに生きたまま腸まで届く乳酸菌やビフィズス菌がある」ということです。
こうしてみるとビフィーナのつなぎ目のない二重のハイパーカプセル技術がいかにすぐれているのかがよくわかりますね。